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たたら製鉄再現事業

10月26日

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 日本で古くから伝わる独自の製鉄技術で、「たたら製鉄」とも呼ばれます。特に日本刀の材料となる「玉鋼(たまはがね)」を生み出すために不可欠な技術です。
 鉄の原料は砂鉄と木炭で粘土製の炉に風を送りながら燃焼させることで鉄を作り出す製鉄法です。古代から近世にかけて日本の鉄生産のほぼ全てを担ってきましたが、明治時代以降、近代的な製鉄法が導入され衰退しました。しかし、現在でも日本刀の材料となる玉鋼を生産するため、島根県奥出雲町の「日刀保たたら」などでこの技術が継承されています。
 原 料は主に砂鉄と木炭を使用します。
 炉と構造:粘土製の炉で鉄を精錬します。炉は砂鉄を溶解させ、不純物を「ノロ(鉄滓)」として排出する役割も持ち、炉壁の粘土の質が操業に大きく影響します。安定した高温操業のためには、地下に「床釣(とこつり)」と呼ばれる防湿・保温のための地下構造が作られます。

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