栗駒山に花咲くアウトドア女子
岩手、秋田、宮城3県にまたがる標高1,626メートルの栗駒山。岩手県側では古くから「須川岳」の別称で愛され続け、日本二百名山や花の百名山の一つに数えられます。
この山の魅力の一つが、登山ルートが豊富で、初心者から上級者まで、それぞれのレベルに合わせて登山を楽しむことができます。
そして、ひとたび足を踏み込むと、可憐な高山植物や秋の紅葉をはじめ季節ごとに変化する自然、地獄釜や名残ヶ原など感動の風景が待ち受けています。また登りたい、そう思わせる不思議なチカラが栗駒山にはあります。
初心者から中級者向けの産沼コースは思わずパシャリとしたくなるビューポイントがいっぱい。須川高原温泉の源泉から「おいらんコース」を進むと、最初のポイント、展望台に到着。ここから、お花畑の名で親しまれる名残ヶ原の湿原が一望できます。ショウジョウバカマやワタスゲなど、周辺は高山植物の宝庫。
続いて、苔花台からゼッタ沢を渡り産沼方面へ。ちょうど中間地点で三途の川が出現します。その後も四苦八苦坂など急勾配の箇所があるため、滑らないよう注意!産沼までの道にもたくさんキンコウカなどの植物が咲いており、長い道のりも自然を楽しみながら登ることができます。
そして、産沼へ。沼の浅瀬部分や水面に映る自然を観察しながらゆっくり一休み。産沼まで到着すればあと半分、山頂手前は急勾配が続くためここでしっかり休憩することをオススメします。
産沼からしばらく道なりに歩いて、山伏陵線までたどり着けば山頂まであと一息。一気に視界が開け気分も爽快!山頂までの道のりは、秋になると炎のような紅葉が視界いっぱいに広がってゆきます。いよいよ山頂に到着すると鳥海山、蔵王連峰、月山、焼石連峰など、360度の大パノラマが広がります。最後に、最高の笑顔で「はいチーズ!」。
登山で疲れた体を癒すなら、須川高原温泉へ。毎分6,000リットルの湧出量を誇る強酸性のみょうばん泉で、リウマチや慢性中毒症に効果があるといいます。アウトドア女子としては美肌効果に期待しつつ、自分へのごほうびに名湯はいかが。
アウトドア女子の心得山歩きを楽しむために必要なもの、気をつけること
その1
長靴や登山靴を履くこと
その2
雨具、長袖シャツ、携帯食、水 などを持参すること
その3
春から初夏は残雪、夏は雷雨 や霧、秋は天気の急変に注意 すること
その4
携帯トイレを持参すること
その5
登山道からはみ出さないこと
その6
動植物を採取しないこと
その7
ゴミは持ち帰ること
持ちものチェックリスト準備は
万端?
着ていくもの
- 帽子
- 長そでシャツ
- アンダーウエア
- ボトムス
- 靴下
- 防寒ウエア
- 登山シューズ
- バックパック
さけたほうがよい。
山のぼりグッズ
- 地図
- 時計
- カメラ
- 行動食
- 飲料水
- ビニール袋
- 日焼け止め
- 常備薬
- 雨具
- タオル・ウエットティッシュ
いざというときのために
- 非常食
- 救急セット
- マッチ・ライター